宮平 貴子

株式会社ククルビジョン代表で、映画プロデューサー・ディレクターの宮平貴子さん。
これまで多くの映画制作に携わり、多くの賞を受賞しています。

また、映画制作の他にも、KIFFO実行委員会として、「こども国際映画祭in沖縄」をに力を入れています。そんな映画祭も今年で5回目。

この映画祭は、こどもがまだ小さくて多感な時期に、映画を通じて世界を知り、映画祭運営を通じて、異年齢のこどもたちが関わり合って、世界を広げていくことを目的としています。

大人にも子どもにも毎年大人気な映画祭！今年は、パレット市民劇場に場所を移しての開催♪

第5回こども国際映画祭in沖縄＜KIFFO＞
日時：
11月16日（金）前夜祭
11月17日（土）～18日（日）映画祭

場所：パレット市民劇場

ぜひ、会場まで足を運んでくださいね♪

1979年沖縄県那覇生まれ。開南小学校、上山中学校、那覇高校を経て、沖縄国際大学４年次に、カナダ人映画監督クロード・ガニオン監督の「リバイバル・ブルース」にて監督のカメラ助手として抜擢され、長編映画の世界へ進むことを決意し、2003年に本格的にカナダに渡る。

【主な経歴】
2004年
チーフ助監督　日本・カナダ共同製作「KAMATAKI-窯焚-」(クロード・ガニオン監督)
モントリオール世界映画祭にて、監督賞・脚本賞含む史上最多の５部門受賞

2008年
監督・共同脚本　日本・カナダ共同製作「アンを探して」
第５回アジアン・フェスティバル・オブ・ファースト・フィルムズ(シンガポール)にて、邦人初の最優秀監督賞・最優秀作品賞受賞

2011年
株式会社ククルビジョン設立
共同プロデューサー　日本・カナダ共同製作「カラカラ」
モントリオール世界映画祭にて、観客賞・世界に開ける視点賞、２部門受賞

2013年
「映画は心の栄養だ」をモットーに、３月こども国際映画祭in沖縄＜KIFFO＞の設立

2014年
共同プロデューサー　台湾映画「百日告別」(トム・リン監督）
ゴールデンホース(台湾・高雄)最優秀女優賞、受賞

2012～2016年
共同プロデューサー　日本・スイス共同製作「カタブイー沖縄に生きるー」(ダニエル・ロペス監督）

今年で第5回となる、KIFFO実行委員会主催のこども国際映画祭in沖縄＜KIFFO(キフォー)＞をご紹介いたします。

この映画祭は、こどもがまだ小さくて多感な時期に、映画を通じて世界を知り、映画祭運営を通じて、10歳以上の異年齢のこどもたちが関わり合って世界を広げていくことを目的としています。

今年の映画祭は、2018年11月16〜18日に開催されますが、毎年映画祭前に、おとなのボランティアスタッフを募集します。

こども映画祭のボランティアはリピーターとなる人がほとんど。「こどもスタッフの主体性を引き出すためにどうすればいいのか、まず大人が変わる！」をコンセプトに、専門家の先生をお呼びしてワークショップを行いながら、こどもたちへの声かけのコツなどを学んでいきます。今までそんなこと知らなかった！という事も多く、大人も大変勉強になります。

参加するこどもスタッフと一緒に映画祭を作り上げる過程では、こどもの成長に触れて感動する場面が多くあります。

また、KIFFOでは「みんな違って当たり前」、物事をよくするために腹を割って話し合うことを「キフォる」として、その精神を大事にして物事を進めます。キフォることで大人にとっても楽しい現場になることがリピーターの多い秘訣かもしれません。

それから、「なぜこども映画祭を立ち上げようと思ったのですか？」という質問をよく受けます。私は独身でこどもがいるわけでもありませんので。でも、自分自身が大学生の時に、短編映画祭を手伝ったことで、異年齢や違う学部、学校の人たちと知り合えて、世界が広がりました。

映画は、学校での勉強のように正解がないので、なんでも正解！映画が好き！と言う共通項があれば、知らない人とでも、すぐに打ち解けることができました。「こういう体験を小さい時にできていたら、最高！」そう思ったのがきっかけです。子どもが苦手でも、全くOK！子どもたちは、そういう小さいことはあまり気にしません（笑)。